文字の墓場

文字を書く練習だったり、読んだ本の感想を書いたり、そんなブログにあこがれます。

謀りの姫Pocketのネット広告の気持ち悪さ

ざっくり言うと、謀りの姫PocketのCMが気持ち悪いなーという話です。あくまでもCMの話なので、姫君たちは怒らないでください(深々と礼)

謀りの姫PocketのCMが気持ち悪すぎる

大事なことなので2回でも3回でも言いますが、謀りの姫PocketのCMが気持ち悪い。なぜならルッキズム、セクシズム、パーフェクトベビー願望といった要素が絡み合っているから。


見た目がよろしくない子どもが生まれると「育成失敗」という文字が出現するんですが、「よく問題にならないなー」と見るたびに思うわけです。しょせんゲームだしwwwwwwたかがアプリの広告にマジになっちゃってんだwwwwwwって感じかもしれませんが……まぁこういう感覚を持つ人間もいるってことで。


私は親になったことがないし、なる予定も今のところはない。だから本当の意味での親の気持ちというものはわからない。だけど「育成失敗」とか、「やり直しますか?」という文字列を見るたび、嫌な気持ちになる。


もちろん見た目的な意味でかわいい子どもやイケメンな子どもが生まれたら嬉しいんだろうとボンヤリとは思うけど、そうではない子が生まれたから、器量よしに育たなかったからといって「育成失敗」とか冗談でも考えたくない。


宮廷を舞台にしたゲームだからドロドロしているのがウリだというのはわかる。だけど、もう少し広告の内容を考えられなかったのかとも思う。

キュレーションサイト狂騒曲

WELQ騒動後も一向にトラブルが減らない模様。以前書いていたキュレーションメディアも、「パクりのライフマガジン」とか「乞食メディア」とか言われてて吹いてしまいました。画像を無断転載されたり、記事の文章まるまる使うのやめろや!って連絡を無視されたら言いたくもなりますよね。実際おっしゃる通りですし。


キュレーションメディアで記事を書くのであれば、地域情報、ネイル、ヘアメイク、ファッションとかの案件は受注しない方がいいと思います。特にキュレーションで書き始めたばかりの人は手を出さない方がいいでしょう。


そのジャンルに詳しい人であれば、濃いまとめ記事が書けるでしょうが(それなら自分のブログとかサイトとか立ち上げた方がいいんじゃないかってことに気付いた)、調べて簡単に書けることなんてほとんどないです。あと画像の無断転載はご法度ですし、文章のパクりも絶対にダメです。


単語と語尾さえ言い換えればパクリじゃないと本気で思っているキュレーションライターもいるようなので、少し心配になりました。


まぁ、SEOに強い記事を書かせて検索結果上位に表示させて広告で稼ぐというビジネスモデルなので、中身がなくてもいいのかもしれませんね、とにかく検索結果に表示されればいいという迷惑スタイルを貫いているため、これからもどんどん嫌われていくでしょう。キュレーションサイトのフィルターとかブロックリストとか、そういうのが発達するはず。


あ、でも専門性の高いキュレーションメディアは残ってほしい。医療情報や報道機関が運営しているようなサイト……と思ったけど、医療系キュレーションメディアのヘルスケア大学もだいぶやらかしていたことを思い出しました。やっぱり滅びていいかもしれない(極端な思考)

田口淳之介と小嶺麗奈が逮捕されたと知って

まさかのカップル逮捕……お二方のファンというわけではないけど、同世代としては衝撃的なニュースでした。



大麻を常習して使っていたのなら、しかるべき施設できちんと治療をしてくれたらなと思います。



全日本民主医療機関連合会のリンクを読んでみましたが、大麻の扱いはとてもあいまいなようです。タバコよりも害がない、というのは本当でもなく、かといってウソでもなく。使い方によって悪にも善にもなるもの、といったところでしょうか。


THC(デルタ・9・テトラハイドロカンナビノール)という物質が入っていなければ、安全に利用できるそうです。麻を利用しているものは食品から雑貨までいろいろありますよね。


さらに興味深いのが、各国の大麻取り扱い事情。オランダは大麻が合法だとばかり思っていたのですが、実際は決められた量を持っていても罪には問われないというだけ。


一方、イギリスは大麻は禁止しています。しかし所持しているだけでは逮捕ができないそうです。宗教的な儀式で大麻を利用する国は大麻に対してさほど厳しくないようですが、東アジアのイスラム教を信じている国では死刑になることも。


大麻の扱いって本当にあいまいだな……と思ったのが、下記の文です。


「大麻は有害である。大麻を摂取すれば、広範囲な肉体的・精神的危険にさらされる」 という一文で始まりますが、「非注射のアンフェタミン(覚せい剤の一種)に匹敵する危険はない」とも記載されており、曖昧です。


全日本民主医療機関連合会『特集2 広がる大麻 周囲を巻きこみ“地獄を見る”可能性が』より引用

イギリス政府は大麻の害を知らせるため、さまざまなキャンペーンを行っていたそうです。そして2006年、大麻の害に関する科学論文を調査し、発表した際に書かれた文章なのですが、あんまり危険性を知らせられていないような……。


人によっては「よっしゃ!覚せい剤よりもマシ!」とポジティブに捉えてしまって、抑制にはならないと思います。自分なりに調べてみたのですが、大麻を使って肉体に急激な変化が起こった、という記述が見当たりません。


下記は厚生労働省に掲載されている大麻乱用者の告白です。



体がだるい、大麻タバコの腐った汁がまずくてグルグルめまいがして吐いた、記憶力が落ちたくらいで、「絶対に大麻になんて手を出さないぞ……」と思わせる一文がまったくといっていいほど見当たりません。


「大麻で逮捕されて家庭が崩壊しました、結婚が破談になりました、留置場に入れられました、だから大麻はやめましょう!大麻、ダメゼッタイ」という展開なので、説得力があまりないです。っていうか、ライターに発注しただろ、この告白コーナー。一番最後の投稿、携帯小説のノリじゃないか。


大麻は本当に肉体的なダメージが多くないのでしょう。どちらかというと精神的に不安定になるようです。大麻精神病と呼ばれる状態になり、幻覚や幻聴、被害妄想が出てくるのだとか。しかしこの症状も投薬治療で病的体験が消失するようなので、あまり抑止力にはならないでしょう。


結局のところ、大麻が他の薬物よりも害があるとは言えません。科学的根拠がないので、大麻の危険性を訴えることが難しい。「違法薬物をやることで、あなたの社会的信用が失墜します」というアプローチしかできないでしょう。


個人的には大麻の是非は問いません。日本では違法、海外では認められている国もある、という認識で、大麻に手を出す人を必要以上にバッシングする気はないです。もちろん大麻を推奨する気もありません。


どちらかというと、大麻や薬物に依存している人や依存する自分に苦しんでいる人をサポートする体制を充実させてほしいと思います。やめたくてもやめられない、自分の意思ではどうにもならない、第3者の力を借りなけらばどうにもならない場合が確実に存在しているので。